2012年10月23日火曜日

佛教と経営

最近おきていること
 
 震災、凶悪犯罪、社会保障費の上昇、将来への不安、大企業での雇用制度の崩壊、電機メ-カの失速など、あげればきりがない、暗い影、戦後一貫して伸びてきた陰で繰り延べてきた日本の社会制度の崩壊が改めて白日の下にさらされているにすぎないのかもしれない。これと似た状況が過去にもあった戦国時代などは想像でしかすぎないが領土を奪い合い 殺し合い 裏切りが当たり前の世の中だったはず、人々は疑心暗鬼になり常に緊張をしいられて理不尽なことが繰り返されていたのではないであろうか?
 丁度その時代に大きく発展してきたものがある茶道や仏教である。
信長の時代に焼かれた比叡山延暦寺とは対照的に豊臣秀吉が千利休を擁護し真言宗をまもり
高野山に安置されているのは単なる偶然ではないはず
人々は荒廃しきった欲望の世の中に疲れ、慈悲の心をもとめたのである、多くの血を流して勝利した武将でさえである。
資本主義は利息と私的財産権を柱とした人間の欲望をかきたてて発展してきたものである。
考え方が自分本位になりやすくもなるのかもしれない、しかし、今の時代の最先端をいく企業アップ
ルの創業者ジョブズは座禅をしていたし、JALを再建した京セラの稲盛会長も佛教徒である。
700年以上続くもの つまり人々が物質の喜びから精神の喜びに移行してきているのではないか?そこに佛教と経営をつなげることはできないのか?そこにマ-ケットニ-ズはないのか?

永平寺で修行してきた私は最近特にそう感じる。





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