2011年4月4日月曜日

めがね

めがね (小林聡美主演 荻上直子監督 2007年公開)映画をみた。


「どうやったら『たそがれること』ができますかね、何かコツでもあるのですか?』というセリフは最高におかしくて愛おしいセリフだし、さくらさんを崇めている雰囲気と、食事をする風景と美しい景色の組み合わせは、なんともいえない、ゆったりまったりまさに『黄昏る』雰囲気をかもしだしていた。


映画や小説は旅に例えられる。次次と観光名所を観光バスにのって、指示のとおりにあっちをみたりこっちをみたりドンドン展開する旅もあれば、目的地までゆっくり歩いたり、チャリにのったりしていく旅もある。


この映画はまさに後者といえるだろう。観客たちの目線の代表である主人公があるしゅ独特なあの場所の雰囲気になじむまでがこの映画の全てだ。そしてそれは現代社会で急ぎすぎている。人々に 「こんな選択肢もあるよ」という なげかけをしている。
そしてこの映画がヒットした理由もここにあるのかもしれない。


「才能ありますよ!ここにいられる才能」




こうなったら「かもめ食堂」「プ-ル」と全部観たいと思った。





0 件のコメント:

コメントを投稿